

創業時の想いは、できあがった会社やブランドのある会社に優秀な人材が偏在する現状への問題意識でした。できあがった事業は、過去の時代に最適化して成長したのであって、必ずしも未来に最適化されているわけではない。本来であれば世の中の課題に応じて産業構造・人的資源の配置もダイナミックに変わっていくことで、社会の生産性が最適化されるはずなのですが、現在の社会は、そのようには動いていません。できあがった大企業からは新しい事業やイノベーションは生まれにくく、大企業に人材が偏在する社会においては、閉塞感が増す一方です。新しい産業に通じるような新しい事業を生み出す企業、そして人材をどう増やせるか?このイシューがスローガンの創業の原点であり、今もこのイシューを中心に事業が組み立てられています。
私たちは、スタートアップやアーリーベンチャー企業、グローバル市場に活路を見出し成長カーブを描き続ける成長企業に、アントレプレナーシップとベンチャースピリットをもった優れた人的資源を供給する社会的機能を果たしたいとの想いから、”ベンチャーヒューマンキャピタル”を標榜してきました。そして、創業から5年間で、日本の有力なベンチャー企業・新興企業における新卒採用市場において、ある程度のポジションを確立しつつあると自負しています。今後は、この活動を継続すると同時に、新産業・新事業を創造するためのフィールドを自社内にも用意していく活動にも着手していきます。具体的には、社内での新規事業立ち上げ、パートナー企業のジョイントベンチャーの立ち上げ、スタートアップ時の起業家へのハンズオン投資・支援といったことにも活動の幅を広げていきます。
スローガンでは、マネジャー陣として活躍するメンバーの半数以上は、学生スタッフからの生え抜きメンバーですし、社員13名(2012年2月現在)のうち、6名は新卒入社のメンバーです(6名中4名はマネジャーポジションに既に昇格済み)。若い世代に期待し、任せて事業を創ってきた経験から、私たちは今後も経験の少ない若い世代に任せて育てていくカルチャーを大事にしたいと考えています。スローガンの組織には、多くの起業家・経営者の皆さんと仕事をさせていただける環境であるがゆえに、若いスタッフでも経営的な視点でものごとを考えたり、提案したりする機会が多く、習慣化できる強みがあります。そして、多くのスタートアップやアーリーベンチャーの成長プロセスを見ることで、事業機会へのアンテナが高くなり、自らも事業家として事業を立ち上げるために必要な情報とセンス、ノウハウを蓄積しやすいポジションにあります。また、自社媒体であるGoodfindを通して、毎年必ず多くの優秀層の学生たちと接点を持つことで、インターン・アルバイト等の学生スタッフで彼ら彼女らに参加してもらうチャンスも多いのも、私たちの組織の強みの1つです。
事業家を応援する”ベンチャーヒューマンキャピタル”を確立すると同時に、私たち自身も事業家からリスペクトされるパートナーとなるべく、自らも事業家として事業を創り上げる”インキュベーションラボ”の機能を両立させていきます。若くて事業意欲に富んだ皆さんがジョインし、ともに働けることを楽しみにしています。
スローガン株式会社
代表取締役 伊藤 豊